『取り組み』でご紹介していますように、特別養護老人ホーム みかんの丘では、入所者様に元気になってもらえるよう、介護力向上をめざして自立支援の取り組みをしております。
その第一歩として・・・
水分・食事・排泄・運動を基本に、おむつ使用ゼロを目標にしました。
「おむつ使用ゼロ」。言葉では非常に簡単ですが、実現となるとそれはもう・・・・
ものすごく大変なことなんです。
介護の現場にいらっしゃる方はわかられると思いますが、入所者様は1日たりとも同じ状況の方はいません。その日に体調がよくて水分も入り、食事が入ってトイレでの排泄が可能でも次の日は、水分が入らず食事も入らず、リズムがくずれてトイレでの排泄がうまくいかないということ、多々あります。
基本項目のどれかが抜けると、リズムが狂います。ケアを継続するだけでなく、その方に合わせた状況判断で、ケアの仕方を変えなければなりません。
それを実現するために、定期的なプランの見直しが必要になるのです。それも、ケアに携わるスタッフが集まり、客観的に判断する場が必要なのです。
ということで、当施設では特養スタッフによる会議は毎週1回、他部署も含めた会議を月に2回、行っております。
内容は、入所者をモニタリングしてきた経過を報告し、問題点を提示し、解決する方法を理事長・施設長・主任・生活相談員・管理栄養士・機能訓練指導員・各部署のその日に参加できるスタッフが集い話し合うものです。
水分摂取面・食事面・運動面など科学的介護の視点から施行の問題点を見つけます。
モニタリングというのは入所者が設定した目標達成に向けて計画したケアプラン通り進んでいるか・・・そのプランに問題はないか・・・、などを観察・洞察することです。
そして今後表示していく、経過を示すものは担当スタッフによる日々の記録をもとにしたものです。